弁護士法人 みお綜合法律事務所神戸支店

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2024.05.24
借金の問題

生活の負担を軽減!過払金回収と任意整理のご相談

解説するケース

会社員時代にされていたキャッシングを定年後に支払うことが厳しくなり、債務整理を検討されるケースがあります。

弁護士:石田 優一 Yuichi Ishida
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ご相談事例

定年後にキャッシングの返済が厳しくなってお困りの方からのご相談

ご相談分野:過払金回収・任意整理
ご相談者様:Aさん(70歳・以前は会社員/現在は定年退職)

私は、65歳まで会社で勤務していましたが、30年前に不景気で収入が減らされて生活費が足りなくなったため、キャッシングリボを始めました。借りたり返したりをこれまで繰り返していましたが、定年後、年金暮らしとなってから、かなり生活が苦しくなりました。

1.まずは債権者を整理するところから

石田弁護士

本日は、ご相談にお越しいただきまして、ありがとうございます。まずは、事前にご記入いただいた相談票を拝見しながら、今どちらから借入れをされて、それぞれ借入額・月返済額はおいくらか、確認させてください。

Aさん

借入額はだいたいの額しか分からないのですが・・・。

石田弁護士

金額に大きなズレがなければ、進め方を考えるうえで問題ありません。大まかな金額で差し支えないです。

Aさん

相談票にも書きましたが、A金融から150万円(月5万円返済)、Bキャッシングから120万円(月3万円返済)、Cカードから120万円(月4万円返済)を借りています。

石田弁護士

現在は完済されていて、以前にお借り入れをされていたところはありますか。

Aさん

Dキャッシングは、8年前に完済しましたが、30年前から利用していましたね。

石田弁護士

A金融とBキャッシングは平成20年頃からご利用、Cカードは平成10年頃からご利用でいらっしゃいますね。

Aさん

あまりよく覚えていないですが、おそらくそれくらいだと思います。

2.過払金を回収できるかも

石田弁護士

Dキャッシングについて、平成18年頃より前からお借り入れをされていましたので、過払金が回収できるかもしれません。過払金の時効は最後の取引から10年ですが、ご相談者様の場合は完済が8年前ですので、まだ時効になっていません。

-過払金回収の流れを詳しくご説明-

石田弁護士

過払金回収の流れは、ご説明したとおりです。まずは交渉での解決を試みますが、裁判をしたほうがメリットが大きい場合は、裁判での解決をおすすめすることもあります。

Aさん

裁判・・・。何だか負担が大きそうで、心配ですが。

石田弁護士

過払金回収のための裁判は、ご相談者様に一度も出頭していただかず、弁護士の対応だけで終了できるケースが多いです。これまで多くの方が裁判で過払金を回収されましたが、「裁判してよかったです」というお声をよくいただきます。

Aさん

そうなんですね。もしメリットが大きいなら、お願いします。

石田弁護士

まずは、債権者に取引履歴の開示を請求して、開示後に、過払金が回収できそうか、できるとしたら最大でどれくらい回収できそうか、当事務所で検討します。その結果を改めてご連絡しますので、その際に、裁判で回収すべきか、まずは交渉で解決するほうがよいか、アドバイスさせていただきます。

Aさん

過払金は聞いたことはありますが、そんなに大きな額を回収できるんですか?

石田弁護士

ケースにはよりますが、数百万円、場合によっては1000万円以上を回収できる事例もあります。ご相談者様の場合、平成18年頃以前(利息が高かった時期)の取引期間が長いですので、大きな額を回収できる可能性も十分にあります。

Aさん

そうなんですね。そしたら、まずは、過払金があるかどうかの調査からお願いします。

石田弁護士

分かりました。過払金調査の段階では、費用はいただいておりません。まずは、過払金があるかどうか調査するところから始めましょう。

3.借入額を大きく減らせるかも

石田弁護士

Cカードについては、平成18年頃より前に借入れをされていますので、任意整理をすれば、債務額を減らせるかもしれません。平成18年頃より前、利息が高すぎた時期について、高すぎた利息分の減額を求められるからです。

Aさん

債務を減らす?そんなことできるんですか。

石田弁護士

考え方は、過払金回収と同じです。利息が高すぎた時期の取引について、債務を減らしたり、場合によっては過払金として返還を求めたりすることができます。

Aさん

はじめのほうは、けっこう利用額が多かったですね。

石田弁護士

平成18年頃以前の借入額が多かった場合、大幅な債務の減額ができる可能性が十分にあります。場合によっては、債務をゼロにしたうえに、過払金を回収できる可能性もあります。

Aさん

私の場合は、どうなんですか。

石田弁護士

これについては、まずは債権者に取引履歴の開示請求をして、当事務所で検討させていただけば、大まかな見立てをすることができます。まずは、任意整理案件として受任させていただき、取引履歴の開示請求を進めさせていただければと思います。

4.任意整理による月返済の減額

石田弁護士

A金融とBキャッシングについても、当事務所に任意整理のご依頼をいただくことで、将来発生する利息の全部(または一部)をカットしてもらったり、毎月の返済の減額を求めたりすることができます。

石田弁護士

例えば、A金融とBキャッシング(総額270万円)について、将来利息の全部カット、返済期間5年で交渉が成立すれば、毎月の返済額を4.5万円までおさえることができます。

5.ご契約へ

Aさん

毎月の生活が苦しくてずっと困っていましたが、何となく光が見えてきて、安心しました。

石田弁護士

任意整理について前向きにご検討されていらっしゃいましたら、弁護士費用と、委任契約書のご説明をさせていただきます。

Aさん

今お金がないので、弁護士費用の用意ができないんですが。

石田弁護士

ご安心ください。任意整理のご依頼をいただいてすぐに、各債権者に「受任通知」を出して、その時点で、いったん返済をストップしていただきます。返済をストップいただく代わりに、当事務所に、弁護士費用を分割でお支払いください。

石田弁護士

分割回数についても、ご相談者様の収入額や生活状況に応じて、柔軟に調整させていただきます。

Aさん

返済がストップするなら、弁護士費用も分割で用意できそうです。依頼したいので、契約内容について詳しく教えてください。

石田弁護士

ありがとうございます。それでは、委任契約書をご覧いただきながら、契約内容を詳しくご説明いたします。

ご相談前にお考えいただきたいポイント

このまま返済を続けていくべきかどうかをご検討ください

例えば、毎月返済は続けているものの、ほとんど利息分の返済しかできておらず、あまり元本が減っていないというケースはよくあります。数年前と現在の債務総額を比べてみて、このまま返済を続けていけば数年以内に本当に完済できるのかどうか、ご検討ください。もし、数年以内に完済が難しいのであれば、任意整理のご検討をおすすめします。「どの債権者に」「今いくら返しているか」「いつから借りているか」「債務額はいくらか」を簡単に整理いただいて、当事務所にご相談ください。

弁護士のまとめ

「このまま返していくのが厳しい」と感じたときは、ぜひ当事務所にご相談ください。借金のご相談は無料ですので、安心してご相談いただけます。「ご家族に内緒にしたい」「勤務先には知られたくない」といったお悩みも丁寧に弁護士からうかがい、ご要望に沿った適切な方針をご提案しております。おひとりでお悩みを抱え続けることは、苦しいことです。弁護士にそのお悩みを打ち明けていただき、生活の立直し、そして、人生のリスタート(再出発)をご検討ください。

弁護士:石田 優一

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